桜の花が咲き始める今日この季節、暖かい日が続き植物の生育も活動が活発になり始めます。
それに伴い鉢植えや路地植えの土の乾き間隔も早くなり、水を与えるスピードも速くなります。まるでスイッチが入ったように生育の歯車が回り始めます。
ちょうど人の活動が活発になるのと同時に植物の活動のスピードも徐々に上がり活動を強める感じですね。
昨日、本日とここ京都では風が強く吹きました。
日差し、気温で乾き具合が変わりますが風でも乾くことが多くあります。
特に出始めの新芽などはその影響を受けやすく、瞬く間にしな垂れる事もあります。
毛細管現象で植物の水分は根から吸い上げられ先端部分に供給されます。
根の周りの水分が吸い上げられて、初めて土が乾き始めるのです。
日常生活の中での行為で例えると
グラスに入れた水をストローで吸い上げる感じです。
グラスを植木鉢、吸い込む口を葉から蒸発する水分と考えるとどうでしょうか?
コップの中の水が減っていきますよね?土が乾いていく状態です。
喉が乾いてない(体内で水分が満たされている)状況でコップの水分を飲み続けるとどうなるでしょうか?なんとなく想像はできますよね?
根の周りの土が乾き始めると、「根」は水分を求めて伸び始めます。根の周りの土が湿っている状態では満足してしまい伸びる事はしません。
生育の状況でこの乾き具合は変わります。
体力を使い水分を必要とする体と、あまり活動せず水分を必要としていない体では必要水分量が変わってきます。乾き具合に差が出ます。
生育の早い株です。
今朝確認すると、土の表面が乾いた状態でした。
根の張り具合を確認すると
こんな感じです。
地上部にあわせて根の張り具合もかなり進んでいます。
一方
成長が少し遅い株です。
こちらの株の根の状況です。
根の張り具合にこれだけ差があると乾き具合が異なります。
1番目の画像の株に合わせて3番目の株に水を与えると、3番目の株にとっては水分過多になります。
3番目に合わせると1番目には水分不足になります。
乾き具合によってタイミングを変えて水遣りを行います。
けれどそれが解りにくい!
そうですよね?
そんな時はこれっ!
「SUS Tee(サスティー)」
土の中の乾き具合が目で見て確認できるものです。
土の中の水分が満たされている時は
ゲージが水色に表示。
乾くと
ゲージの色が白色に変わります。
とても便利なものです。
是非一度お試し下さい!